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心優しいフィリピン人

こんにちは!

KIYOSA Japanese Total Beauty代表の加藤圭沙です。

今日は、火山噴火とフィリピンの方のお話。

 

タール火山噴火

https://www.instagram.com/p/B7PI6j3HZse/?igshid=hvq05h6zpogb

 

昨日、2020年1月12日㈰13時頃にタール火山が噴火しました。

タール火山は、首都圏から60キロほどの場所にあるタガイタイという場所に位置する山です。

BGCからタガイタイ

タガイタイは、首都圏から車で1時間弱の避暑地で、観光客が多く訪れる場所。

大きな湖があり、その湖の中央にタール山が位置しています。

日本でいうところのまさに”箱根”!規模は違いますが、湖は箱根にある芦ノ湖のようなイメージですね。

そして、芦ノ湖の中に山があるようなイメージです。

タール火山で大きな噴火が発生したのは、1977年以来の約42年ぶり。

1911年1月30日には大爆発を起こし、火山島の住民1334人以上が犠牲になっているほか、

1965年にはマグマ水蒸気噴火がおきて200人が犠牲になるなど、たびたび大きな被害を引き起こしています。

今回の島民の被災状況はどうなのかは、まだ発表されていません。

 

警戒レベル4

フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は国民に向けて、タール火山の噴火活動への警戒レベルを0~5の6段階で設定して発表しています。

PHIVOLCSは段階的に警戒レベルを引き上げ、フィリピン時間の19時半ごろ、警戒レベルが2番目に高いレベル4に引き上げました。
噴火警告レベル

噴火警戒レベル4

 

首都圏マニラでは…?

マニラでは空港が閉鎖し、飛行機の発着全て運航が停止の状態だとのこと。

また、火山灰がマカティやBGCなどの都市部にも影響が出ており、

道、車、コンドミニアムのプールなどが火山灰だらけ…。

どこかガスっているような感じで、道行く人は、皆マスクを着用しています。

BGC火山灰の影響

BGCに住む私は、ここまで火山灰が来るとは知らず、

今朝、メイドさんに赤ちゃんをキッズプレイスペースに連れて行かせる準備をしていましたが、

外出てびっくり!赤ちゃんの外出は即中止、自宅待機にしました。

 

観光

私も一昨年家族で観光に訪れたこともあって、なんだか他人事とは思えず、ブログを書くことに。

観光の際、活火山のタール火山の噴火口まで行きました。

(きっと昨日も沢山の人が観光で行ったんじゃないかな…?)

まず、タガイタイの港へ出て、船に乗り、湖真ん中の島に行きます。

港から島へ

そこからタール山を登山するのですが、

結構険しい道のりなので、”お馬さん”で行きます。

乗馬でタール火山登山

馬も滑ったり、森に入ろうとしてしまうので、落馬しないようにとにかく必死でした。

頂上まで行くと、火口にできたタール湖が見えます。

タール湖

あの場で見た人々、人だけでなく馬はどうなっているのか、とても心配です。

私たちが行ったように、ボートがあれば、あの島から人は脱出できますが、馬は難しいですね。

ざっと50頭くらいはいました。。。

 

素敵なストーリーに感動

私は普段の出来事は大体インスタグラムでキャッチしているのですが、

(ローカルのTV線が自宅にないのもあります)

フィリピンの芸能人や政府関係の方々は、火山噴火の記事ばかりを投稿し、事の重大さに気づきました。

私の友人が、たまたま家族でタガイタイに出かけており、被災していたのをインスタで知り

彼女に話を聞くとこんな事が・・・

 

「タガイタイからBGCに戻りたいけど、凄く渋滞していて、

火山灰で車が真っ黒で、前が全く見えなくて大変

でも、道では沢山の人が、道行く車にひたすら水をかけてくれるの

日本人と分かると、「アリガトー!」って言ってきて、

いや、こっちが有難うですって気持ちになった」

 

このメッセージで、胸がじ~んとなりました。

なんて素敵な人々なのでしょうか。

 

火山灰まみれの車

火山灰車

火山灰まみれの車2

車がこんなに黒くなるくらい火山灰が降っていて、

という事は、人々だってそれを沢山浴びていて、

自分のことじゃなくて、人の心配している場合じゃない

家だって、庭だって、あらゆるものが灰だらけで、

今後の不安だってある中で、道行く車に水かけれますか?

噴火がなくたって、ただでさえ貧しくて大変です…。

なのに、困っている人を放っておかないこの国の人々は、なんて素晴らしいの。

 

先ほど、箱根のような場所だと例えましたが、

山の規模は違うにせよ、富士山が噴火して、

静岡や箱根から東京に向かって車を走らせたいが、火山灰と渋滞の被災

そこで、箱根にいる日本人達が、道で車に水をかけるだろうか?

皆、一目散に避難所へ逃げるんじゃないかな?

私もきっと逃げなきゃって思うと思います。

 

この国でビジネスをしていると、

フィリピン人って怠け者だとか、時間にルーズだとか・・・

日本人がフィリピンの方々への愚痴を耳にしますが、

(もちろんお役所とか作業が遅かったり、税務署にイラついたりしますが)

 

私は、逆に言いたい!

フィリピンの人々は、本当に心が温かくて、優しくて、困っている人を放っておかなくて

とっても素敵な国の人々です。

日本には今あまり無くなってしまったご近所のコミュニティも多く、

声を掛け合い、助け合いが充満しています。

歩いてたって「おはよう!」って声をかけあい、

一度、転んだ時なんて、皆で助けに来てくれたり。

 

ちなみに、大学生の時に日本で、電車のホームと電車の間に落ちたことがありますが、

誰も助けてくれなかったので、自分で這い上がりました(笑)

日本人の方は、助けたいけど、助けていいのか?セクハラとか言われたり、変な目で見られないか?とか…

今は他人との距離感の壁が分厚いので、そういう周りと助け合うみたいなもの

日本人が薄れかけているものを、フィリピンの方々は持っていると感じています。

 

「自分の事より人の事。困っている人の為に」

そんな事を学んだ昨日でした。

 

 

なるべく多くの、タガイタイの人々と動物たちが、無事でありますように…。

 

そしてこんな時、自分が何が出来るのか?

どこまでしていいのか?疑問で、自分の無力さに悔しくなります。

 

本日は政府関係のお役所が緊急休暇?なので、確認が取れなかったのですが、

(何で休むの、こういう時こそ働くのが政府役所じゃないの??)

寄付金関係は、主要民間TV局が行っているようです。

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寄付金銀行情報

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参考資料

Yahooニュース

タール湖

 

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