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「バックパッカー」の旅

 

こんにちは、Kiyosa Japanese Total Beautyネイリストの福田です。

本日は業務と関係ない事ですが、自分の経験について少しお話したいと思います。

 

 

バックパッカー

 

皆さん「バックパッカー」と言う言葉はご存知ですか?

バックパック(リュック)ひとつで旅をしている人の事を指しています。

私もそのバックパッカーでした!

 

 

バックパックひとつを背負い、大したお金も持たずに旅をしていました。

バックパッカーになりたくてなった訳では無く、たまたまバックパック旅行になっただけで

「バックパッカーすごいね!」「かっこいい!」と言われるほど大それた事はしておらず

ひとりで身軽に色々な所に行きたかったのでバックパッカーと呼ばれる旅をしていた、というだけの事です。

 

きっかけになったのは、ワーキングホリデーの経験だと思います。

私は20歳の1年間、ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在しました。

ワーキングホリデーは、語学や文化の勉強をしたり、働く事も出来るビザで現在26カ国と協定を結んでいるそうです。

 

ワーキングホリデー Wikipedia

 

オーストラリアで過ごした1年は、旅をするというよりもアルバイトをしながら生活をすることがメインで、

最後の1ヶ月で急いで旅行をしたような記憶です。

その最後の駆け足の旅行の際、エアーズロックのキャンピングツアーに参加しました。

 

 

「大地のおへそ」とも言われる、世界最大級の一枚岩。赤土の荒野にそびえ立つエアーズロックです。

お風呂にも入れないテントでのキャンピングツアーは10代で体力も好奇心も満ち溢れていた私にとってかなりの刺激を与えてくれました。

 

大きすぎる自然に圧倒され、オーストラリア原住民の文化を知り

地球にはまだまだ知らない事ばかりが溢れていると感じ、色々な国で色々な文化を体験したいと思いました。

また、オーストラリアでは世界中のバックパッカーと出会っていたので、次はバックパックで旅行しようと漠然と思い描いていました。

 

バックパッカーの知識が無かった私はオーストラリアで出会った人の情報だけを元に

まずは、タイ、バンコクを目指しました。

バンコクは日本も含めてあらゆる国からバックパッカーが集まる場所です。

宿泊先も決めず、行けばどうにかなるだろう、と無計画で飛び立ったあの行動力は今思うと少々怖いですが

その時はこれから始まる未知の世界に心を弾ませていました。

 

バンコクの「バックパッカーの聖地」にはゲストハウスと呼ばれる安宿がたくさんあり旅の情報交換が盛んに行われています。

 

バックパッカーの聖地と呼ばれる「カオサン通り」。僅か300mほどの通りに多彩なお店や屋台・安宿が建ち並びます。街中には多国籍な旅行者が行き交い、様々な国の言葉が飛び交います!バンコクに居ながら国際交流ができるのも、カオサン通りならではの魅力だと言えるでしょう。 引用:タビナカマガジン

 

バックパック旅行が初体験だった私はそこで出会った先輩バックパッカーから色々な国の色々な話を聞き、情報収集をしました。

日本人のベテランバックパッカーと出会い、安いシングルルームのあるゲストハウスを紹介してもらいバンコクでの生活がスタートです。

 

ちなみにこの時点でどの程度タイに滞在するかの予定すら立てておらず

その時に勤めていたお店(アパレル店)には「1ヶ月くらいで戻ってくると思いますが、わからないので辞めます」と伝えていました。

結果的には元のお店に戻らせて頂き、その後数年は同じお店でアルバイトをして

お金がある程度貯まると長期休暇を頂く、というかなりの特別待遇で働かせて頂いていました。

 

バンコクではお寺を巡り、夜市に出かけ、島に行き・・・という

「観光」をひとりでしたり、出会った旅人としたり。。。

 

 

 

出会いと別れを繰り返しながら毎日刺激のある生活を送りました。

最初のバックパッカーの旅はタイだけで終了、怪我も事故も事件も無く無事に帰国の途に着きました。

 

その後はまずはバンコクに行き、少し滞在してから別の国に行く、という形に落ち着き

カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマー、ネパール、インドをバックパックでひとり旅しました。

 

 

インドとの出会い

 

アジア旅行の話をして一番皆さんに興味を持たれるのがインドです(笑い)。

 

 

インドと言えば「呼ばれた人しか行けない」と言われる事も多く

逆に言えば「なんとなーく行ってみようか」という事はあまり無いのかな、という印象を持っていました。

 

そのインドに私は「なんとなーく」行って、意図せずではありましたが、半年ほど滞在していました。

タイで出会った旅人に「インド面白いよ!行ってみな!」と

5年以上前の「地球の歩き方」を渡されて決めたインドへの旅は

いつの旅行より印象的な事がたくさんありました。

 

コルカタの空港に着いたのは夜8時過ぎ、すでに外は暗く

ものすごい数のポーターが私のバックパックを奪い合う状況に、流石に緊張しました。

この時ももちろん宿泊先は決めておらず、さてどこに行けば安宿があるだろうか、という程に

呑気に構えていた自分に後悔することから始まる旅でした。

あまりにも平和な旅をしていたので、気が緩んでいたんですね。

反省しました!

 

それでも無事にゲストハウスに辿り着き、翌日から街散策。

市場を回ったりお寺を巡ったりモスクを巡ったりと、仏教国が中心だった中、新鮮な風景を目にしていました。

 

 

そして、街に溢れるゴミやストリートに住む人々、子供なども目にし、過酷で悲惨な現実を胸に刻みました。

 

インドで20代半ばの日本人女性がひとりでウロウロしているのが当時は比較的珍しかったのか、

歩いているとたくさんの人に声を掛けられました。

色々あったのでインド旅行についてはほぼ全て省略しますが(笑い)

私はこの「遠慮なくグイグイ声を掛けてくるお節介なインドの人たち」に助けられ

ご飯をご馳走になり、ホームステイをさせてもらい、旅をし、ものすごく変わった貴重なインド旅行を半年間する事になりました。

 

タイはもちろん、カンボジアもベトナムも、ラオス、ミャンマー、ネパールでも

どこにでも本当に良い人がたくさんいて、悪い人もたくさんいました。

それはフィリピンでも、アメリカでも、そして日本でも、世界には良い人も悪い人もたくさんいます。

 

でも、私が旅をして出会った人たちはみんな、みんな見事に良い人たちばかりでした。

言葉もわからない外国人の私に、仏教徒もキリスト教徒もイスラム教徒もヒンドゥー教徒も関係無く

本当に親切にしてくれて、時にはありがた迷惑と感じるほど(笑い)世話を焼いてくれました。

 

私はこの先、ありがた迷惑だと思われるくらいの親切を、出来る限り多くの人にお返しして行きたいと思っています。

「ごめんなさい」より「ありがとう」をたくさん思ってもらえる人になりたいと、心から思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

このコロナの状況が落ち着き、また旅に出れる日が来る事を願っています。

 

 

Kiyosa Japanese Total Beauty

福田

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